センター終わった。私はゴールした。他の受験生がんばれ。
- 数学I+A
- 数学II+B
- 物理
- 地学
今日は400点満点です。昨日と併せて1050点、自己採点はまだです。
ムーミン炎上事件
昨日行われた社会科の地理Bでノルウェー、スウェーデン、フィンランドの地誌が出題されました。
第五問 問4
ヨシエさんは、3か国の街を散策して、言語の違いに気づいた。そいて、3か国の童話をモチーフにしたアニメーションが日本のテレビで放映されていたことを知り、3か国の文化の共通性と言語の違いを調べた。次の図5中のタとチはノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメーション、AとBはノルウェー語とフィンランド語のいずれかを示したものである。フィンランド語に関するアニメーションと言語の正しい組み合わせを、下の①~④のうちから一つ選べ。
原文ママです。画像は著作権上載せられないのですが、このタが「ムーミン」、チが「小さなバイキングビッケ」です。これと別にスウェーデンの例として「ニルスのふしぎな旅」が掲載されています。そして、Aが「Hva koster det?(いくらですか?)」、Bが「Paljonko se maksaa?(いくらですか?)」、スウェーデンの例として「Vad koster de?(それいくら?)」と書かれたカードが載せられています。前ページにも北欧の地図が図として載せられており、三か国の位置関係を知らなくても知ることができます。
炎上の理由は
- 「特定のアニメの舞台を知り様が無い」
- 「知らないと解けない」
- 「ムーミンの舞台はムーミン谷」
- 「ムーミン谷はフィンランドではない」
といった理由が主です。
解き方
しかし、実際はムーミンに関する知識など全く不要です。
使用する知識
- フィンランドはフィン語族で他のヨーロッパ語族とは異なる
- ヴァイキングは北欧のスカンディナビア半島を拠点としていた
この二つのみです。正直、地理Bの基本知識なので知らない人は勉強不足です。
スウェーデン語の画像を見て、使っている単語の類似性を見る。明らかにAがノルウェーである。
フィンランドはBだと推定。
「小さなバイキングビッケ」というタイトルから、バイキングをモデルにしたと分かります。
ここから、選択肢はノルウェーかフィンランドしかないのでノルウェーのアニメーションが「小さなバイキングビッケ」だと特定。「ムーミン」がフィンランドを舞台にしたと推定。
フィンランドはチである。
これだけです。
これで人生が狂ったと主張する人たちへ
センターの、それも地理のたった100点満点の一問を落としただけで志望校を変えざるを得ない点数になった人は根本的に他の科目の勉強不足です。
仮にセンターでは地理だけを利用する志望校だったとしても、結局地理以外の勉強ができないからそういう選択をせざるを得なくなったわけです。
満点をこれで逃がしたという人も、バイキングの知識が足りなかったことに変わりはありませんよ。満点をとれる実力は最初からついていなかったということです。
ムーミンのファンで、ムーミン谷はフィンランドにないという人も、思考を放棄しているだけです。バイキングの知識が無かったから解けなかったんでしょう?
センターにアニメに関する問題を出すなと主張する人もいますが、単なる逆恨みにすぎません。
速い話が、Twitterとかパソコンに触ってる暇があったら二次試験の勉強していろっていうことです。
日本ムーミン公式サイトへの意見
炎上する前公式ツイッターの所在地を日本にしてたのを、炎上直後にFinlandに変更しています。別に悪くはないけど、英語版はムーミン谷になっていたことを考えるとやめたほうがいいかと。
センターの受験生に対する対応なんてしなくていいです。この程度で心折れた人間がこの先耐えれられると思えませんし。
総評
私から見ると、今回の炎上は単に点を取れなかった悔しさを公式にぶつけることで発散しようとした愚か者と、それを見て面白がって燃やした人たちの荒らしだったのかと。
センター試験も毎年変な問題を出しますが、変な問題を出すと分かっていて受けるのですから、その意識も持っておかなかった受験生が悪い。
どうせ今のセンターもあと二回しかないんです。今更改める必要はありません。帰るなら2021年からでいいです。